Airbnbの2021年7月〜9月期決算は売上高が前年比67%増の22.4億ドル、営業利益は8.5億ドルで、ともに過去最高を記録しました。予約件数、平均単価とも向上し、パンデミックからの需要回復以外の大きな変化が世界的に起こっている兆候かもしれません。自宅で働くことは普通になり、人と会うことは特別な意味に変わりました。柔軟な働き方が広がると旅行頻度、宿泊日数が増加する余地が生まれ、解決不可能に思えた特定の休日に需要が集中する問題はあっけなく解消します。今や終身旅行者は現実的な生き方であり、この流れが後戻りしない理由はベンチャー企業のみならず上場企業までもがオフィスを処分し始めたからです。都市がいきなり衰退することはないでしょうが、オフィスの意味と住宅の意味を再定義する機会になったことは確かです。空き家は全国的に拡大しますが、一方で自宅の近所には恐れを知らない賃貸アパートが需要を無視して次々と建っています。情報格差が経済格差だけではなく、命にも関わることが今の時代の恐ろしさだと思います。