自転車を漕ぐために自動車に乗る

行列に並ぶことや、何分も待つことが苦手です。行列のできる飲食店に入るぐらいなら何も食べない方がはるかにマシですし、車の渋滞を避けるためなら夜中に移動することも厭いません。家族には辛抱が足りないと言われますが、辛抱をしてまで買う価値のあるものが世の中にあるのか疑問です。観光シーズンともなると高尾山のケーブルカーを待っている間に人力なら山頂まで往復できそうですし、これが中央アルプスの駒ヶ岳ロープウェイともなると5時間も待つと言います。最も効率のよい運動は日常生活に人力移動を活用することですが、自転車による移動が快適な季節になりました。昨日行った新宿までは直線距離で6kmほどですが、電車よりも自動車よりも早いのは一方通行を無視できる自転車の特権です。お金も環境負荷もかからず、スポーツクラブに行かなくても下半身と体幹を使う有酸素運動により体脂肪燃焼や筋持久力、心肺機能の向上が期待できます。その爽快さを知れば一部の富裕層が車を捨て自転車に乗ることは理解できます。しかし世界の経済は、動かない自転車を漕ぐために自動車でフィットネスクラブに行くことで成り立っています。

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