ワンフレーズ政治の軽薄さ

下馬評通り岸田総理が順当に誕生しました。良く言えば安定的であり、ファンもアンチもいない無難さが国難の日本をどのように舵取りするかが注目されます。義理としがらみで年額4,000円の党費を払いテレビしか見ない典型的保守層も、度々主張を変え、ファミリー企業問題を抱える知名度だけの政治家の危うさに気づいた人は少なくないでしょう。思えば大半の有権者は候補者の政策も人となりも知らずに投票してきました。ドルベースなら四半世紀マイナス成長の底なし日本の非常事態を救うには、明確な国家観と安全保障、経済政策が最優先だと思います。今回の総裁選が久しぶりに意義深く感じられたのは、明確な主張をする女性候補の存在があったからで、久しぶりに国家のグランドデザインを政治家の口から聞いた気がします。思考の結果ではなく好き嫌いとまわりの空気で政治家を評価する情報弱者はSDGsや女性参画、環境問題をファッションのようにワンフレーズで一面的に扱う劇場型政治の軽薄さに気づきません。自分が総理になっても女性を積極的に活用することはないと明言していた高市氏が、結果的に女性の活躍を最も印象づけたことこそ真実味を帯びます。

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