週末にロングトレイルを歩きましたが、運動は体に様々な恩恵をもたらします。その最大のものは食事が美味しくなることで、運動✕少食=最強のグルメだと思います。食事に対してストイックになると、ちょっとした刺激に味覚が敏感に反応します。食事が待ち遠しく、何を食べても美味しく感じます。美味しいものを食べて幸せを感じることと、何を食べても有り難い条件なしの美味しさではどちらが幸せかを考えさせられます。快楽追求の食事と生きるための食事の違いは、脳神経的美味しさと生理的美味しさとも言えます。美味しいものを求めると、期待値が上昇し美味しいものを食べ続ける必要が生じます。その結果美味しさの違いはやがて微細なものになり、微細な差の行き着く先は差異そのものの無意味化です。美味しいものを食べ続ける料理評論家は美味しさ以外の蓄えた知識を語るようになり、それはスノッブな言動に現れます。評論家と名の付く人は取るに足らない対象物の細事を一大事かのように語る傾向がありますが、見落としていることは食べ物を消化吸収する自分自身のことだと思います。