週末は富士山麓の登山道整備に行く予定でしたが降り続く雨で中止になりました。そんななかで起きた熱海の土石流はよく知る場所での災害だけにリアリティが増します。開発に伴う盛り土の一帯が崩れておりソーラー発電施設が原因とも疑われますが、いずれにしても植林も含めて人間による開発が招いたことでしょう。日本の国土の66%は森林で自然に恵まれていると感じますが、大半は人の手で改変されたものです。日本列島の森林は災害の起きた伊豆山付近のような照葉樹林帯であれば海岸付近の植生はタブノキ、スダジイといった深根性の常緑広葉樹で本来の森ならこうした崩壊は起こらないとされます。人はいつまでも生きていけるような錯覚にとらわれますが、自然は人間の思惑を超えてダイナミックな変動による自然淘汰を繰り返し、その力の前で人は無力です。自然現象の予測を困難にしているのは、自然を管理しようとする人間の傲慢さに他ならないのでしょう。