菅首相が所信表明で2050年に温室効果ガス排出ゼロを宣言したことで、良くも悪くも循環型経済が身近なテーマになりました。江戸時代に戻せば良いだけですが、明治以降欧米と肩を並べる大量消費社会を築いた日本をサーキュラエコノミーに戻すことは現在の技術だけでは不可能です。技術革新は重要なテーマですが、一番効果的なのは、なるべく消費せず、なるべく長く使い、なるべく捨てないことを一人ひとりが心がけることでしょう。メルカリなどのシェアエコの進展により消費はむしろリセールバリューの高い高価格帯に移行するなど、今のところ消費を押し下げる影響はありませんが、循環型経済は経済成長の足かせとなることは間違いなさそうです。サーキュラエコノミーに最も野心的な目標を立てるオランダは2050年には100%循環達成を目指しています。仕入れる食材の8割が廃棄予定品のレストランでは、ごみ箱を置かずコンポストの機械だけといったトレンドは英国にも広がります。以前は一日3食に間食を2回程度していましたので、ほぼ一日4食の分量を食べていましたが、妻も娘も一日3食食べることがなくなった我が家では一日1.8食程度に半減し45Lのゴミ袋一杯に捨てていたゴミも半減しました。国民全体が食べる量を半減すれば健康になり、ゴミ削減も劇的に進みサーキュラエコノミーに近づくと思います。