一日二食以下生活を始めて体重は学生時代以下を維持し、他方で体力はむしろ向上しています。三食時代より食事が美味しくなり、幸福の定義とされる生活満足度が改善しました。欠乏への恐怖から人は常に満たされることを望み、その幻想は自分を満たしてくれる対象物に向けられます。対象物はお金や名誉、地位にも向けられますが身近なものは食事だと思います。しかし重要な点は食べるものに目を向けるのではなく、空腹により自分の感受性を高めることだと思います。大金を払うことで得られる幸福感も、期待値を下げることにより得られる幸福感も実は等価で、砂漠を彷徨った人がいくらお金を払ってでも水を飲みたいのと同じです。一方で産業側は常に人の期待値を引き上げようと画策し、空腹を悪だと信じる消費者のストレス反応は、企業が望む消費行動に走らせます。食べることを善と信じる消費者は満たされた後に感じる虚しさを無視しますが、この循環こそが生活習慣病の蔓延原因でしょう。欠乏、すなわち空腹を善と捉えるパラダイム・シフトを受け入れると、つきものが落ちるように他の執着も消え心も体も満たされると思います。