娘が英国に出かけ夫婦とラブラドールの生活に戻りました。ニュージーランドで高校の一年間を過ごしたときは電話もSNSもメールも禁じられていたので多少の寂しさもありましたが、今はいつでもつながれます。日本にいてもインターンなどで東京を離れることが多く、家に居ることも居ないこともデフォルトの付かず離れずの距離感が適当と感じます。親子に限らず人間関係は蛋白過ぎても味気なく、濃すぎても煩わしく、どちらかが優位に立とうとしたり、あるいは依存するアンバランスな関係を続けていると結局は自分を欺くことになります。人類史における祖先たちの集団の大きさについては諸説ありますが、10人から20人程度の血縁集団で暮らしていたと考えていて、このサイズの家族関係というものがDNA的には人が一番心地よく感じる距離感だと思います。その点で核家族化した現代の人間関係は濃すぎて、単身世帯の急激な増加もバランスを欠いた人間関係と言えます。時々誰もいない山に無性に行きたくなるのは、膨らんだ利己主義が社会の至るところで人間関係を滞らせているからなのかもしれません。