昨日は世田谷区内でフォトロゲイニングをしました。正式な競技ではなく20kmを4時間ほどかけて歩いただけですが、大半の都市の見どころを回るのに徒歩かゆるいランニングは移動手段として最適です。歩くスピードという自分の尺度で街のスケール感をつかむことができ、普段から暮らす街なのに自動車のスピードでは気づかない発見が新鮮です。入ったことのない店に入る体験は遠くの観光地に来たのと同じ感覚です。これまでは情報流通量が増えるほど人の移動が増える現象が見られましたが、ポストコロナの生活は移動を避け始めています。ZOOMがあれば人と会うために移動する必要はなく、ウーバーで食事が届くなら飲食店から足が遠のき、バーチャル見学や観光も浸透し始めています。他方で脳科学や神経生物学の知見は移動に意味を与えてくれるかもしれません。観光の要素を持つフォトロゲイニングが優れる点は、運動をすることで脳に入る刺激がニューロンの結合を強め電気信号に変換された情報をより吸収できる点にあります。江戸に至る時代がそうであったように人力移動こそが次の時代の観光を成立させるのかもしれません。