コンビニ受診が犯人?

昨年の医療費が過去60年で初めて対前年減少となりました。毎年2~3%程度増加していた国民医療費が前年度から2~3%台の減少となり、国民皆保険が施行された1961年4月以来異例の珍事とされます。感染症流行に伴い不要不急のコンビニ受診が控えられ、ウイルス干渉による感染症が激減したことも理由でしょう。医療技術の高度化、高薬価医薬品の開発、国民の高齢化に伴う医療費の自然増がこれまでの常識でしたが、興味深いのは受診の抑制が健康悪化につながっていないことです。人口動態統計によると昨年1~10月の死亡者数は前年同期比で14,315人減少しており、こちらも例年にない珍事です。ウイルス対策の強化が他の感染症の死亡者を減らしたと考えられますが、皮肉な見方をすれば医療へのアクセスを絶つことで健康になったとも言えます。過去30年医師の数とガンなどの生活習慣病がパラレルに増加している事実を知るなら医原病の影響は排除できないと思います。コンビニ受診のみならず、栄養剤や風邪薬を気軽に用いる風潮が健康を害していることもやがて明らかになるでしょう。

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