高級官僚13人が繰り返し接待を受けた問題で事務次官候補と言われた内閣広報官が辞職しました。相も変わらぬ政官業癒着の馴れ合い金権体質はコロナ禍に苦しんでいる世間とは隔世の感があります。息子を政務秘書官に起用して顔をつないだ上で利害関係が明確な会社に就職させた総理、予算委員会の質疑で菅さんの息子とは知らなかったなどと見え透いた答弁をする高級官僚らの緊張感の無さは嘆かわしいばかりです。夜の銀座でわずか数時間に一人3、40万使う人にとっては7万の接待など物の数ではないでしょうが、標準的な市民感情とは乖離します。金を使うことに意味を見出す虚栄心は貧しさの裏返しでしかなく、過ぎ去ってしまえば華やかな日々は虚しさと生活習慣病しか残しません。人生の成功者ほど豪奢な生活をしているとイメージ操作されますが、執着と失う恐怖にいつも支配されることになります。仏教における三界のように、あらゆる宗教は欲望にとらわれる欲界を最下位に置きます。欲望を超越し物質的条件にもとらわれなくなった時、初めて心の平穏が訪れるのでしょう。