今年の8/31から9/27のインフルエンザ患者数報告は昨年の19,810件に対して三桁少ない18件になりインフルエンザが消えたとさえ言われます。不安やストレスによる精神疾患の増加は心配ですが、日本人はむしろ健康になったと考えられます。ZOOMの普及によりリモートワークが推奨された今年は中盤以降山に行く機会が増えました。登りでは持久力の赤筋を、下りでは瞬発力の白筋をバランスよく使い、尾根を歩けばインターバルトレーニングで体を鍛えることができます。長時間の山での有酸素運動は糖質中心の解糖系エネルギー産生から脂肪酸+ケトン体のミトコンドリア系のエネルギー産生回路に変わり、糖化最終生成物(AGEs)など老化に直結する糖化リスクを防ぐことができます。何より自然を舞台に運動をすることで心身一如の心の静寂が訪れ脳科学の観点からも注目されます。日本の山の大半には登山道が付けられロッククライミングの技術がなくても誰でも楽しめ、繊細で多様な植生を観察すればコースタイムを気にする必要もありません。コロナの残した最大の置き土産は皮肉にも日本を健康にしたことだと思います。