2020年はあまりに大事件が多く正常な感覚を保つことは困難です。今年3月にデフォルトを起こしたレバノンは若年層の失業率が60%にのぼり1日4ドル以下で暮らす貧困層が国民の50%を占め十分な食事を摂れないとされます。食料自給率が低く8割を輸入に頼るレバノンの港で2,750トンの硝酸アンモニウムが爆発し小麦備蓄のサイロや港湾施設が崩壊し食糧危機は現実問題です。18の宗派が混在するモザイク社会のレバノンは自分たちの権益最大化に走り政治的にまとまることができない無政府状態です。ベイルートの建物の半分が被害を受け30万人が住めなくなった爆発はイランが支援するイスラム過激派組織ヒズボラ管理下の港で起きました。そのイランは盟友中共同様に新型ウィルスを隠蔽した結果7分に1人が死ぬ状況です。独裁政権には嘘がつきまとい、暴力や搾取が正当化され国民は貧困を脱することができません。贅沢な暮らしに慣れたゴーン被告は実質国外への脱出が困難な今何を思うのでしょうか。世界は巨大な内部循環のエコシステムですから快楽や贅沢のために人から奪ったり破壊すればやがて自分を脅かします。贅沢を禁じられ小学校で姉の服を着ていたという習近平もまた、父が願わなかった人生を歩んだ報いを受けるのでしょう。