ウィルス騒動以降、休業中の旅館のメールアドレスに売り込みのメールが連日のように来るようになりました。家にいてやることがないのか、なりふり構わぬ営業に必死なのか、今までなかったことです。全く更新していない旅館のフェイスブックページのビューも突然伸び始めています。企業の抱える多くの問題は戦略がないことではなく、行動をしないことに端を発していると思います。戦略があっても行動しなければ何も起こりませんが、行動をすれば戦略がなくても次の展開が見えてきます。行動の重要性がたびたび指摘されるのは、人間の生物としての安全志向の性癖があるからだと思います。餓死するか肉食獣に襲われるかの究極の選択がファーストペンギンを生みます。楽天が阪神淡路大震災をきっかけに生まれたように、偉大な経営者が最初の行動を踏み出す背景には人生を変えるような一大事件があります。米国のヒルトンホテルが太平洋戦争で暴落した不動産から巨大化したように、危機のあとにはいつも大きなビジネス機会が生まれるものなのでしょう。