即位礼正殿の儀の行われる今日は生憎の天気で、被災地にとっては非情の雨になってしまいました。深い爪痕を残す台風19号が気象兵器による陰謀だと一部の人は信じています。タイタニックの沈没に始まり、ケネディの暗殺、アポロの月面着陸、911テロ、マレーシア航空機の失踪、日本なら日航機墜落事故や311まで様々な陰謀説が流布されてきました。エスタブリッシュメントを自認する人にとって陰謀論など悪いジョークに過ぎませんが、半信半疑の娯楽だった陰謀説が本気で信じられるようになった背景には政府やマスコミ、大企業への不信感があると思います。遺伝子操作された農作物や農薬のようにどこまでが経済的、政治的な思惑でどこからが陰謀なのかは曖昧ですし、恐怖を煽る荒唐無稽な話も少なくありませんが、911テロのように残された状況が不自然で陰謀論を支持しない方が説明が難しいケースもあります。日航機事故当日のことはよく覚えていますがあれほどの巨体で地上からの目撃が相次いでいるのに、翌日まで墜落地点が特定できなかったとする対応の不自然さが陰謀説の入り込む余地を生みました。2020年首都直下人工地震説なども唱えられていますが、リスクマネジメントやクリティカルシンキングの観点からは、陰謀論はむしろ好ましい面を持つと思います。