
昨日は南会津のビジネスホテルに泊まりました。無料朝食につられて、ついつい食堂に行くと、サラリーマンの生態を間近に見ることができます。尊大な態度の上司と卑屈な部下という懐かしい姿は、かつては日本企業の強みでした。社会的地位の階層に基づく性格分類では、外向的なリーダータイプの「アルファ」と、協調性のあるサポータータイプの「ベータ」があり、これが動物行動学における群れを形成してきました。コマンド&コントロール型の堅苦しい企業風土によって、日本の製造業は世界の市場を席捲しました。自動車で言えば、アメリカ車やドイツ車といった「正解」に向かうスピードが要求される時代には強みでした。正解を失った今の時代に求められるのは、階層の外にいる一匹狼タイプの「シグマ」のスキルを、企業がいかに早く吸収できるかが問われていると思います。