
N-VANの代車でN-BOXを借りました。今時の軽自動車のリアシートが広いことは知られますが、実際に乗り込むとそのスペースユーティリティの高さは驚異的です。その感動は初代レンジローバーのロングホイールベースバージョンであるヴァンデンプラを見たときに匹敵します。世界最小の軽自動車規格は、いまや十分以上に贅沢な空間を作るための障害にはなりません。MM思想(マンマキシマム・メカニズムミニマル)を最初に提唱したのは初代ミニだと思いますが、その車体は4人の大人が乗れるとは思えないほどコンパクトでした。ホンダの設計哲学にもMM思想が引き継がれ、その頂点は今の軽自動車よりも小さい全長3,380mmの初代シティでしょう。登山口や駐車場に停めるとき、一見満車に見えてもN-VAN一台が滑り込めるスペースが空いていることが少なくありません。小さい車は運転が容易であり、N-BOXはこれ以上を望む理由のないMM思想の最終形と言えそうです。