
都心で見かけるインバウンド客の数が落ち着いてきたように感じます。コロナからの急激な回復を遂げてきた観光市場ですが、2025年の春以降その回復に停滞の兆しが見られます。飛びぬけて集客をしてきた大阪も、今週末で万博が終われば需要が落ち込むのは明白です。これまであまり旅行をしなかった20代の需要は比較的堅調とされますが、かつてはアクティブシニアと呼ばれ平日需要の中心となってきた団塊の世代に期待することはできません。生活必需品の値段が上がり、手取りが増えないなかで、調子に乗って上げ過ぎた価格も客離れの要因です。インバウンド市場においては、暑すぎる夏の日本には旅行をしないというトレンドが広がります。ポストコロナの旅行需要の回復は一過性のものだったと見ることもできますが、事業者にできることは、マクロ市場の動向など気にすることなく、自分の事業の特長を磨くことでしょう。