
伝統ある医学雑誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンが、運動がガン治療に効果があると報告しました。これまでもエビデンス・レベルの低い観察研究としては、運動がガン治療に有効との報告はしばしばありましたが、研究結果の信頼性の高いランダム化比較試験であることに注目されます。3年間計画的に運動プログラムを実施したグループでは、再発率が28%低下、死亡リスクは37%低下したといい、これは抗がん剤の治療効果に匹敵、もしくは凌駕するものです。もはや運動は、手術、薬物療法、放射線治療、に次ぐ第四の治療法として確立される時代に入ったのかもしれません。20世紀には自然治癒力と言うとオカルト世界の話だと思われていましたが、実態は逆で、現代医療が自然治癒力の手柄を横取りしていただけのような気がします。