
ジャングリアが炎上気味です。有名人にアンチが出るのは当然で不当な主張が多い反面、一理あると納得するものもあります。プロモーション映像が過剰演出だったことは致し方ないとしても、背景にあるのは行き過ぎた期待とのギャップでしょう。これだけ叩かれれば心が折れますが、エネルギッシュな森岡氏がいつになく疲れた表情で取材に応じ、弱気だったのを見ながら思ったのは、アビリーンのパラドックスです。経営学者のジェリー・B・ハーヴェイが1974年に提唱した概念は、彼自身の家族に起きた出来事に由来します。退屈だろうからと53マイル離れたアビリーンまで食事に行こうと誰かが提案し、本当は誰も行きたくないのに行くはめになり、食事も不味くてひどい目に合うという話は、集団意思決定の恐怖として知られます。USJ時代に実現できずに辛酸をなめた経験が、アビリーンに向かわせていなければよいのですが。