自然を扱う商業施設の矛盾


昨日は武田勝頼終焉の地として知られる天目山景徳院と、近くにある竜門峡のトレイルを歩きました。渓流沿いの散歩道は素晴らしく、遺構が語りかけてくるような炭焼窯跡や、見る者を圧倒する巨石の数々など、大自然の神秘に触れる興奮の連続なのに、会ったのは渓流釣りの男性一人だけです。一方で25日に開業したジャングリアは盛況のようで、沖縄の北部振興策としては賞賛したいのですが、自然を分かりやすく商業化することには抵抗感もあります。大自然におけるレジャーの醍醐味は、人間が本来の野生を取り戻すことですが、登山道で会うハイカーでさえ周囲を無警戒で歩いているように、感度を失った都会人にはよりリアルな自然が必要だと思います。人工的な付加価値を付けない限りお金がとれない宿命のため、自然を無粋に加工せざるを得ないことは、自然を扱うテーマパークの矛盾でしょう。

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