
白米は日本食の象徴であり、その美味しさに大半の日本人はこだわります。血糖値スパイクなど気にせず、無邪気に食べていた頃は、白米がこれほど人体に負荷を与える食べ物とは考えが及びませんでした。肝心の栄養分が取り除かれ、血糖値上昇が激しく、糖質たっぷりの白米は一種の麻薬であり、快楽のための食べ物です。だいぶ以前から白米を家庭から追放する機会を狙っていましたが、玄米や五穀米、赤飯でさえ嫌う家人の反対により、その目論見は妨げられてきました。一度体に悪いと思った食べ物は、刹那的に美味しいと脳が感じたとしても、心の底から味わうことができません。しかし、令和の米騒動は、我が家の食卓を100%麦飯に変える荒業に成功するという副産物をもたらしました。食感にこだわる日本人にとってはタイ米以上に異質の食べ物ですが、白米を喜べない体にとっては十分に美味しく、もはや後戻りはしたくありません。