


昨夜は琵琶湖の湖岸にある、昭和11年創業の宿に泊まりました。当初N-VANに泊まるつもりでしたが、歴史を感じる佇まいの趣と、夕食がついて7,400円という値段にも魅力を感じました。波打ち際の宿は、海とは違い大波に洗われる心配がないために、低い土地に建物が建ち、室内からの視線と水平線の位置があまりかわらず、独特な感覚を生み出します。夕食も十分以上で、朝も入れる浴場もあり至極快適ですが、同時に一抹の寂しさを感じます。昔ながらの風情を感じる宿に泊まると、次に来る時には、もう営業していないかもしれないという現実に直面します。昨夜も他に宿泊客はありませんでしたが、生業である限り現金が残るうちは営業を続けることができます。しかし、懐かしい建物が設備更新の時期を迎えるのは時間の問題です。古民家再生を今後の仕事にしたいのは、この昭和の風情を後世に伝えるべきだと思うからです。