
英国サウナ協会によると、英国では公共サウナ施設の数が2023年から2024年にかけて3倍に急増していると言います。その背景にはパンデミック後のウェルネスブームや、メンタルヘルス問題の深刻化があるようです。他方で日本との違いは、ポップアップ型の公共サウナが増え、イギリス伝統のパブ文化と融合し「酒を飲まない健康的な社交場」として注目されていることです。中世から続く共同体の場として、パブと教会が人々の交流の中心になって来たのに対して、日本では学校や企業組織がその役割を担ったと思います。日本では都心の高級貸切サウナが作られたのに対して、英国では空き地や空き家や馬小屋を使った、非営利企業による交流の場として作られたことです。歴史的には神社や寺が共同体の交流の場だったのでしょうが、地域の人々が集まる石風呂を見ていると、日本でもその可能性を感じます。