原始以来の生存本能


昨日は自分と母の確定申告書を提出しました。すべての仕事と同じで、気が重くて着手できなくても始めるとあっけなく終わります。昔は税金を払うのになぜ納税者に作業をさせるのかと思いましたが、申告額を自分で決められるのは素晴らしい制度です。キャッシュは事実ですが、利益は意見であり、最も柔軟に運用される役所は税務署かもしれません。確定申告や来月迎える会社の決算が有益なのは、一年間に使ったお金を把握できることです。定期的にお金が入ってくるサラリーマン時代は、資産形成を考えずに浪費しがちで、給料の割に貯蓄のない人も少なくありません。他方で大半の日本人が多額の預金を残して世を去るのは、稼ぎのないときに人は消費を減らすからで、これは原始以来の人間の生存本能だと思います。消費の虚しさを理解した第二の人生は、適度に稼いでそれなりに使うのが良いのでしょう。

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