経済力より健康力

クリスマスと言えば、2011年に営業を終えた赤坂プリンスホテルの部屋が5、6万円で若者に飛ぶように売れたのがバブルの時代ですが、今やホテルははるかに豪華になり縁遠いものになりました。高くなり過ぎたラグジュアリホテルに泊まることはできませんし、泊まる気も起きません。常に他人との比較で幸せを推し量ろうとすることに疲れてしまった昭和生まれにとって、幸せの象徴のように演出されるクリスマスには、むしろ虚しさを感じます。母がお世話になる高齢者施設に行くと、クリスマスのために用意された食事は豪華ですが、重要なのは経済力より健康だと思わざるを得ません。地位財に依存する生き方は、ときに健康や人間関係を犠牲にしがちですが、体の自由が利き、普通に食べられることの方が、表層的な幸せよりはるかに重要であり有難いと感じます。

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