サウナの経営者のなかには、全国のサウナ施設を回って最高のサウナを作ったと豪語する人が少なくありません。しかし、すでにレッドオーシャン化した業界の施設を見ることは、むしろ弊害の方が大きな気がします。他方でロイヤリティの高い顧客に支えられる施設もあり、週末に行った福島県郡山市逢瀬町にあるOUSE SAUNA TUULIはその一つだと思います。看板もなく、ビニールハウスを抜けた先にあるキャンプ場なのですが、美しい渓流に面するそのギャップにインパクトを受けます。自社が代理店をする北欧のバレルサウナ2台のほかに、北欧もきっとこうなのだろうと思わせる自作のサウナ小屋の居心地の良さは格別です。幅700mmの座面は天井高1,100mmと寝るのに適し、薪ストーブははるか足元にある理想のスペックです。TUULIはフィンランド語の風を意味するように、強風が吹き川の水量も危険なほどですが、冬のキャンプにサウナは必須と思わせます。