70年代に帰りたい

銀座のNISSAN CROSSINGでスカイライン2000GT-R(PGC10 型)とフェアレディ(ZS30型)を見ました。国内ツーリングカーレースにおいて無敵の強さを誇ったGT-Rと、当時としては第一級の性能を持ち優美なスタイリングのGTカーは、免許を取得した頃は現役で、往年のレースシーンの残像を持つ最後の世代とも言えます。世界が内燃焼機関に死刑判決を下すような時代が来るとは知らず、無邪気に車やバイクに憧れることができた幸せな時代が70年代の日本でしょう。レース全盛期のヒーローはホンダと日産でしたが、今や両社は電化アライアンスを組む関係です。一方で、トヨタ、マツダ、スバル連合からは、電動化時代の内燃焼機関の可能性を追求する協業が発表され、日本産業のコアコンピタンスであるエンジンに資源を投下する、より現実的な戦略に見えます。豊かであることが必ずしも幸せとは思えないのは、強烈に憧れる対象を持てなくなったからかもしれません。

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