エクストリームスポーツの機会

2017年3月に起きた那須雪崩事故で、業務上過失致死傷罪に問われた引率の3人に、禁固2年の実刑判決が出ました。実刑は異例ですが、高校生7人、教員1人が死亡する、国内の雪崩事故としては最大の犠牲者を出しただけに、妥当な判決かもしれません。事故現場から直線距離なら10kmほどで、標高も変わらない旅館で迎えた事故当日の朝のことをよく覚えているのは、3月としては珍しい大雪で降り方が異様だったからです。事故の後、雪崩を研究する大学の研究者から事故前の状況を聞かれましたが、研究が山で活かされることを願うばかりです。かつて白河高校山岳部の6名が死亡する遭難事故が起きたのも近い山域であり、普段から突風が吹く自然環境の厳しいエリアです。判決は、良くも悪くも今後の山岳スポーツに影響を及ぼしますが、危険を伴う所に価値を求めるエクストリームスポーツの機会が奪われないか気になります。

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