昨日は山梨百名山の雨乞岳(2,037m)に登りました。山頂までは明るい尾根道で標高1,700mには水場があります。山頂から甲斐駒ヶ岳を間近に望む魅力的な山ですが、連休中でも登る人は少なく静かな山旅を楽しめます。古くからの雨乞い信仰の山で、従来は儀式に先だって参拝した石尊神社からのルートだけでしたが、2006年度に整備された昨日のコースはより短く、山頂までは1時間半ほどとアクセスも良好です。秋には紅葉が楽しめそうな広葉樹の林を抜けるトレイルはトレランにも最適です。雨乞いの儀式は山頂付近で行われていたとされ、いにしえの時代、人々が呪術的能力を得るために山に分け入っていたことを考えると、目の前の穏やかな山容が全く違った姿に見え始めます。国土が山に覆われている日本では、古代より神と山が常に近い場所にありました。雨乞い祈祷という自然信仰を通じて、過去と現在がつながる不思議な感覚になる山です。