昨日は那覇に寄港するクルーズ船としては最大級のMSC BELLISSIMA、171,598トンが上海から入港しました。全長315.8m、2,217室に5,686名を収容する動く街は、泊8号バースに納まらないほどの威容ですが、世界のクルーズ船は今や25万トンの時代に入ります。あたりは中国語で騒然とし、豪華客船の旅はアフォーダブル・ラグジュアリーから、大衆観光へと姿を変えました。どこにこれほどの台数があったのか、と思わせるほどの観光バスが周辺の道路を埋め尽くします。船から降りるだけでも相当の時間を待たされるはずで、優雅な船旅とは程遠いオーバーツーリズムの象徴と言えそうです。この巨艦が、外洋でどのような挙動を見せるのか体感したい気はしますが、それ以上の関心は持てません。しかし、南北2,800km、東西2,400kmで気候が異なる細長い島国の日本はクルーズ観光に適しており、宿泊インフラの開発なしに、観光を成立させるクルーズ船には可能性も感じます。