週末に南会津で樹高7、8メートルの枯れ木を切ろうとチェーンソーを入れたところ、もう少しという所で止まり抜けなくなりました。地元の人に聞くと、くさびを打ち込みながらチェーンソーを使うようですが、野良仕事に不慣れな都会人は無知です。思えば山の事故の大半も無知により起こるもので、2019年に、雪に覆われた富士山の山頂からの滑落に至る一部始終を生配信した男性が履いていた靴はスニーカーとされます。山に登る人であれば10月末の富士山がどれほど危険な場所かを知っていますが、この世界に突然紛れ込んでしまった人は信じ難い行動をとります。自然の脅威に触れる機会の少ない都会人は、無知がリスク感度を下げ、ときには命を失います。勉強をするほど、新しい世界に関心を持つほど、知らないことが山ほどあることに気づき、無知になっていきますが、最大のリスクは自分の無知を知らないことかもしれません。