人の行く裏

沖縄県の宮古島で地価が急上昇し、今年の基準地価は前年比16.6%上がり、都道府県別で全国一位の上昇率だった沖縄県全体の4.9%を上回ります。新空港の開業や相次ぐリゾートホテル建設による宮古島バブルは、住宅価格や賃貸相場にも及びます。いずれブームが去ると分かっていても、需給ひっ迫によるビジネスチャンスが目の前にあると、人は冷静さを失い、それはニセコも同じでしょう。バブル当時の海外投資であれほど失敗しても懲りないのは、それが人間の性分だからかもしれません。バブル崩壊でもっとも成功したのは、資産のすべてを預金していた金融リテラシーの低い人と、安値で日本人から不動産を買い戻したアメリカ人です。バブル経済が人生にそう何度も起こらないビジネスチャンスであるなら、立派な施設が二束三文で手に入るバブル崩壊も、株式相場の格言にある「人の行く裏に道あり花の山」なのかもしれません。

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