盛者必衰という無常

世界経済の牽引役だった中国が失速を始め、ハイレバレッジ経営の民間デベロッパーに留まらず、信託大手の破綻が次々と表面化し、いつか来るべき負の連鎖がとうとう始まった印象です。ルールを好き勝手に変える、国家資本主義の強権を持ってしても、急速に悪化するキャッシュには逆らえないのでしょう。その点で楽天の社債償還の行く末も、すでに起こった未来と言えるかもしれません。メディアや政治への強い影響力も、盛者必衰という人生の無常から逃れることはできません。影の総理と言われ権勢を誇ってきた有力政治家に対する週刊誌報道も、権門の末路に見えます。人間とは無常を忘れ、常に成功を求める愚かな生き物なのかもしれません。成功という頂点を求めたときから、われわれの失敗は約束されます。求めるべきものは成功ではなく、人としての成長なのでしょう。

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