昨夜は、去年の10月にもお世話になった安曇野の設計事務所兼民泊に宿泊しました。10年に一度と言われる寒波の朝、古民家の太い梁が組まれる吹抜けの下で、薪ストーブの窓に揺れる炎を眺め、薪が弾ける音に癒されます。オーナーの弾くグランドピアノの旋律に、コーヒーの香りが漂うと、心穏やかな幸福に浸れます。贅沢、至福、ラグジュアリーといった、手垢のついた言葉が似つかわしくない豊かさは本質だと思います。刹那的な贅沢に自分の居場所は見つかりません。作り物に見えるお仕着せの価値観を離れるなら、人生を豊にしてくれる安らぎが手に入り、あくせく働いて稼ぐ必要もないのでしょう。こうしていると自分が人生で何をしたいのか、直観的な答が降りてきます。ガツガツ働きガツガツ稼ぐことは人生の華であり、最も輝かしい時間に見えて、結局はお金に支配されて自分らしさを失うだけなのかもしれません。