昨日は貰い物の高級食パンを昼食に食べました。トーストは最も食べたいけど同時に最も食べたくない食品です。人を小麦の奴隷にして健康を害すると同時に、究極の至福をもたらします。あれほどたくさんあった高級食パン専門店は、近所ではほぼ消滅しました。コロナ禍以前から盛り上がってきた高級食パンブームですが、「高級食パン」の検索数は2021年をピークに急減し、コロナ禍が促した「プチ贅沢」と「巣ごもり消費」が一巡した結果かもしれません。手が届き、ちょっと豊かな気分にしてくれる身近な贅沢品の代表である高級食パンは、消費マインドの変化を占う景気指数にもなりました。パンは主食なのでブームで終わらず安定化して続く、との関係者の願いも空しく、ブームはあえなく終焉したようです。ブームは必ず終わるという世の定めを、熱狂の渦中にいると人は忘れてしまうのでしょう。