「幸せ」ではなく「最高」

昨日は南会津町の斎藤山(1,278.3m)に登りました。夏山と言えば北アルプスに代表される高山の縦走ですが、初冬の今行くべきは雪化粧した里山だと思います。適度に締まった雪を踏みしめて下るトレイルでは思わず「最高!」という言葉が漏れます。人は幸せだと自らを慰めたいときに「幸せ」と言い、本当に幸せなときは「最高」と言うのかもしれません。お金で買う幸せはいつも条件つきですが、山での幸せは無条件です。花鳥風月を愛でる至福の時間にはたいしたお金はかからず、稼いでは使う現代社会が虚構に見えます。産業化された幸せは執着を生み続け、いつまでたっても心の奥底にある自己とつながることができない気がします。往復2時間半ほどの里山ながらその眺望は侮れず、山頂直下のヘリポートからは南北34kmにわたる会津盆地の全容を把握できます。自然のなかでの運動は最高の健康法であり、余計な欲望や執着を手放すことを教えてくれる最高のメンタルケアであり、最高の喜びを教えてくれるリフレッシュ法でしょう。

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