消えゆくワーカホリック文化

長時間労働を避け必要最低限の仕事だけして、仕事への熱意も会社への帰属意識も低い「静かな退職」(Quiet Quitting)が米国で注目されます。リモートワークによって無駄な会議やパソコン仕事で時間をつぶせなくなった反面、米国の生産性は、調査を始めた1948年以来、最大の下降を辿ったと言います。ギャラップの調査では「やる気を持って仕事に取り組んでいる」と答えたのは33%で、従業員の60%が「仕事から心が離れている」、19%が「惨めだ」と回答しました。仕事とプライベートの線引きを曖昧にしたリモートワークをきっかけに、自分のアイデンティティからキャリアを切り離したいと考える人が増えたのかもしれません。企業戦士の必須アイテムとして一世を風靡した栄養ドリンク、リゲインのテレビコマーシャル「24時間、戦えますか」は今なら放送コードに触れそうですが、猛烈に働くワーカホリック文化が消えて行くのも寂しい気がします。

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