働き方改革の本丸

総務省によると、65歳以上の働く高齢者は過去最多の909万人となり、65~69歳の就業者に限れば初めて5割を超えました。主要国の2021年の高齢者就業率は、日本の25.1%が韓国に次いで高く、米国18.0%、カナダ12.9%、英国10.3%、ドイツ7.4%に比べて際立ちます。好むと好まざるとに関わらず、長く働き続ける70歳現役時代の訪れの評価は分かれるところですが、長寿地域として知られるブルーゾーンの特徴の一つは身近に労働があることです。働くことは健康寿命と一定の相関があり、一生働く時代を前提に、義務的・受動的な働き方を、主体的・能動的に変えることが働き方改革の本丸でしょう。それなりにお金と時間を持つ、今の日本人の余生がそれほど幸せに見えないのは、仕事を失うからだと思います。生物が生存のために恒常性を保つように、遊び、仕事、家庭のバランスを生涯保つことが後半生のQOLを高める気がします。

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