フィアットが定期点検から帰ってきました。8年で16.7万kmは自分史上最長走行距離で、この距離を走ってメンテナンスフリーだった車は、30年ほど前に乗っていた初代の同じフィアットパンダとこの車だけです。4WD、マニュアル、ディーゼル、左ハンドルという消去法で決めた車は、ごくたまに300円の洗車機にかける程度で、オイル交換なしに2万kmを走っても不機嫌になることはありません。愛らしくはあるけどお世辞にも良いデザインとは言えず、取り立てて美点があるわけでもないのに、全てにおいて過不足なく悩みは次に乗りたい車がないことです。店によると、同じ車に26万km乗った別の客の悩みも同じだったそうです。最小クラスの大衆車はホテルの玄関に乗り付けても誇らしい気持ちにはなりませんが、腰まで埋まるような福島の雪道をけなげに走るフィアットを愛おしく感じます。