連休直前に起きた知床の悲劇に日本中が衝撃を受けました。2、3年前に交代した社長は海や船のことを理解せず、ベテランを解雇し悪天候でも運航を続けたと報じられます。衝撃と言えば、吉野家の元常務による早稲田大学社会人大学院での不適切発言も炎上しました。知床の悲劇は連休を心待ちにしていた消費者心理を一気に冷やし、シャブ漬け発言は吉野家の時価総額を数日で100億円毀損しました。消費者心理を熟知するエリート集団のP&Gマフィアに違和感を覚えるのは、顧客を人ではなく数字やデータとして認識する傲慢さで、知床の船会社の経営者と同根です。同時に、不用品に高い値札をつけるマーケティングに踊らされる消費者も共犯です。人命軽視の社長も客を見下すプロフェッショナル・マーケターも、本性が言葉となり行動となっただけでしょう。