ホンダが米国市場で16年ぶりに復活させるアキュラ・インテグラ予約受注の75%以上がMT車と発表されました。MT車は最初の2か月生産分が完売していると言いますが、AT先進国の米国においてこの数字は驚異的です。内燃焼機関の自動車とともに消えゆく運命にあるMT車ですが、駐車場や交差点で起きる暴走事故を防げる点は過小評価されていると思います。クラッチを操作するマニュアルトランスミッション車は無意識に急発進させることはできません。自動車の運転という危険行為を、車との関係性を希薄にすることで、誰でも気軽にできるようにしたATの功罪は問われるべきでしょう。中国を批判しない環境少女のような環境活動家が煽動するポリコレによって、エンジン車の未来は暗いものです。一方でドイツが石炭火力発電を復活したように、送電による電気のエネルギーロスを考慮するなら電気自動車もクリーンではありません。むしろ化石燃料を一回でエネルギーに変換する内燃機関の方が有利なことを主張するささやかな抵抗なのかもしれません。