コロナ禍で影響を受けた旅行産業は、自粛が終わっても元には戻らないと思います。非接触が奨励されると、かつて宿泊業の収益の切り札だった定員稼働で効率よく部屋を売ることが難しくなります。今滞在している那覇のホテルは、ワンルームマンションをドミナントで展開してホテルの宿泊料金を破壊する古くから那覇などで見られた形式です。違うのは日割りで売れる予約システムと無人チェックイン端末、ハウスキーピング機能と駆けつけ対応です。23㎡の客室は一人で使うには過不足なく、下がりつつある都心のワンルームマンションの日割り価格以下で泊まれることは宿泊業にとって脅威になります。日中のハウスキーピングを除いてホテルは無人で、スマホ決済の後カンボジアとのビデオ通話で本人確認をするとキーボックスが開きます。スマホを使いこなせない人にとっては悪夢ですが、部屋に入ってしまえば快適そのものです。客室機能で劣り価格の高いホテルは泊まる理由を失い、施設が新しいほど有利という不毛の時代に入るのかもしれません。