週末は氷点下10度近い南会津にあるタンボ・ロッジに行きました。東京に最も近い豪雪地帯?から戻って一夜が明けてもフィアットの屋根には南会津の雪が溶けずに残っています。この宿のアンデス料理をベースにしたヴィーガンメニューが気に入っていますが、最初に訪れた4、5年前は料理の量に少し物足りなさを覚えました。一日一食生活になった今は十分だと思えます。大半の人は食べることが大好きで食べものを研究しますが、自分の関心はもっぱら食べるモノではなく食べるコトです。料理にとらわれると執着し強欲になりますが、生きる手段として生活の基盤に食を据えると無暗に欲しくなくなります。フランス語では食の享楽を求めるグルマンと、食に関する深い知識と料理の味を知るグルメを分けますが、日本では欲を満たすだけの食事もグルメに含まれます。食べない自由を手にすることが究極の美食と考える人が少ないのは、食べたい気持ちの源やその正体を理解する以前に習慣的に食べるからだと思います。