いずれ自分も被害者に

昨日は人影のない会津東山温泉に泊まりました。古い旅館ながら、レセプション回りやフリードリンクのラウンジ、浴室などそれなりに力を入れて改装しているのに、客室階4フロアのうち1層でさえ埋まっていないのは気の毒と言うしかありません。夕食がついて一人で泊まって払いきり5,500円という破格の値段に至っては、気軽に自粛しろという人への憎悪さえ生まれます。夕食を取る客は2名だけですので、館内で調理するはずもなく、夕食は仕出しですが食器が立派なので体裁は整います。滝のように流れる温泉や十分にきれいな施設、過不足ない設備などを考えるとやるだけ赤字です。怖いのは疫病ではなく扇動された群衆心理です。10年おきに起こる疫病騒動の恐怖を考えると、誰もこの業界でビジネスをやりたいとは思わなくなるでしょう。零細事業者が多く業界の組織力の弱い飲食、宿泊業はスケープゴートにされます。毎年インフルエンザで数千人が死んでいるときは誰も問題にしなかったのに、扇動に乗せられてヒステリックに反応するなら、いずれ自分も次の被害者になることに、多くの人は思い至らないのでしょう。

Translate »