知れば知るほど無知になる

今年も間もなく終わり正月太りの季節を迎えますが、寒さにかまけて運動量が減ることもその理由でしょう。人体はバランスの上に成立しており、良い睡眠を得るためには頭と体を適度に動かす必要がありますが、運動量と読書量はいつもトレードオフの関係にあります。活字離れの進む現代においても読書が人気なのは、一種の中毒をもたらすからだと思います。知れば知るほど無知になる、というのは言い得て妙で、本を読めば読むほど自分の無知が明らかになり、より多くの本を読みたくなります。運動をすればするほどしたくなるのと似て、限度はあるにせよ、読書も運動も探究心に根ざした欲求である限り健全な中毒と言えるでしょう。紀元前の哲学者が我々よりはるかに深い洞察力を示したように、人類の最新版である現代人は未だ最良とはほど遠く、科学技術の発展とは裏腹に何でも知っているようで、むしろ無知が加速化していると思います。自分の無知を恥じて生涯学び、生涯働き身体を鍛えることこそ健全に生きる道でしょう。

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