政治の本質は暴力支配?

最後に立候補しながら早々と敗退宣言をした野田氏の自民党総裁選への出馬は、選挙戦に少なからぬ影響を与えたと思います。史上初めて男女2人により争われる混戦は第100代の首相を選ぶにふさわしい盛り上がりを見せます。公開討論でも曖昧な主張を繰り返す2人の男性の不甲斐なさに比べ、より明確で筋の通った主張をするのは女性の候補者です。ネガティブな質問に対する説明も同じで、夫が元反社の野田氏が一定の説明をしたのに対して、親族企業が中国で異例の厚遇を受ける河野氏は回答を避けた格好です。男女の違いとして一般化すべきではありませんが、こと今回の選挙に関して言えば、男は危機事態でリーダーシップを発揮する政治家としては心もとなく見えます。世界を見れば女性の政治家が危機事態で見せた頼もしさは印象的ですが、最後に腹をくくれるのは女性のような気がしてきました。令和2年版の犯罪白書によると刑法犯の8割は男で、やたらマウントを取りたがる単細胞が多いのも男です。男が相対的に粗暴なことは動かしがたい事実であり、男中心だった従来政治の本質は暴力支配だったのかもしれません。

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