信じることでしか克服できない

甲子高原フジヤホテルのある西郷(にしごう)村が2021年の「経営力」で一位となり、全国1,741自治体の頂点に立ちました。総務省が公開する財政状況資料や市町村税などを数値化した自治体四季報の集計結果で、法人税増加などの特殊要因による一過性のものと見られますが、昨年の98位から2位以下を大きく引き離しての快挙です。財政基盤が比較的健全で、沖縄県の中城村に抜かれたものの全国で4番目の人口を抱え今も人口が増加し、唯一の新幹線停車駅を持つ豊かな村であることには違いありません。明治22年(1889年)の町村制の施行以来合併を免れた数少ない自治体として現在に至る西郷村は、企業誘致が進む産業面やベッドタウンとして脚光を浴びてきました。他方で、村の面積の4分の1が国立公園の恵まれた自然環境を生かすレジャー面は、温浴施設を中心とした複合施設の経営破綻など明るい話題がありません。ホテル・旅館事業者は今恐怖のどん底にあるかもしれません。しかし、自分を信じることでしかその恐怖を克服することはできず、現実に束縛されるとアイデアは枯渇するのでしょう。

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