遠ざけるしかない

甘いモノが無性に食べたくなることがあります。車で15分のセブンイレブンだとしても今すぐ買いに行きたい衝動に、たまに駆られます。これが不健全な欲求であることは明白で、食べたいものと食べるべきものはたいてい同じではありません。人が食欲に過剰に反応するのは脳の誤作動だけが原因ではなく、食べないと死ぬとの思い込みが強いからだと思います。個人的な経験ではよほどカロリーを消費するスポーツでもしない限り、何も食べなくても4、5日は普通に生活ができます。大半の人が葛藤することなく自由奔放に食べる理由は、生きにくい時代を生きる上で、唯一食事は欲望の規制を外し発散することが許される場だからでしょう。食べない理由が山程あったとしてもそれらが検討されることはありません。空腹がサーチュイン遺伝子を活性化し人体を生きながらえさせるように、人体はあらゆる過酷な環境を乗り越えて今日に生命をつないでいますが、人類数百万年の歴史で唯一の例外は、飽食という快適すぎる現代の環境にわれわれの身体が適応していないことです。物理的に食べ物を遠ざける以外に誘惑を断ち切る方法はないのでしょう。

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