最悪期には80kgに到達した体重は山に登る機会が増えたこの1、2年で50kg台に落ち着きました。山岳路の周回時間をGPSで計測するFKT: Fastest Known Timeのマネごとをしますが、記録は50歳を過ぎて運動を始めた頃から年々早くなり、人のいないトレイルを駆け下りるときのスピードや持久力は運動習慣のあった学生時代と同等かむしろ身軽な印象です。糖質制限により体重とお腹の脂肪は劇的に落ちますが、同様に重要なのは空腹の感じ方だと思います。空腹には胃腸系と頭脳系の2つがあり、糖質を欲するのは後者でこれはセンサーの一種の誤作動だと思います。人体はエネルギーを自給自足する高度なメカニズムを持ち、グリコーゲンが枯渇しても糖新生やケトン体系回路で補給なしにエネルギーを生み出します。しかし、エネルギーを最も消費する脳は低血糖を過度に警戒して空腹の司令を出し、多くの人は頭を使うときも運動をするときも糖質神話から逃れることができません。今回3泊4日の縦走で24時間断食をしながら一日活動をしても何ら問題は起きず、他ならぬ自分自身が糖質幻想の嘘に確信を持ちました。